2008年02月06日

脳卒中死亡の確率は寂しいと高い

周りに支えとなる人が少なく“寂しい”生活を送っている中高年の男性は、
支えの多い男性に比べて脳卒中で死亡する危険性が1.6倍近くに高まるという調査結果を、
厚生労働省の研究班がまとめました。研究班は、脳卒中を起こしたあとの症状の悪化に
周りの支えがないことが関係しているとみています。

この調査は、大阪大学などの研究者で作る厚生労働省の研究班が、
全国の40代から60代の男女4万4000人余りを対象に行いました。

心が落ち着き安心できる人や、秘密を打ち明けられる人がいるかどうかや、
週に1回以上話をする友人の数などを尋ねたうえで、脳卒中で死亡したかどうか
およそ10年間にわたり調べたところ、

女性の場合は、はっきりした差がみられませんでしたが、
男性の場合、支えが少ない人は多い人より、死亡の危険性が1.59倍に高まりました。

また、男性も、死亡の危険性ではなく脳卒中を起こす危険性でみると、
支えがあるかないかで違いはあまりみられませんでした。

厚生労働省の研究班は、周りの支えがないと脳卒中を起こしやすいというよりも、
起こしたあとの症状の悪化に関係していること、また男性のほうが女性よりも
脳卒中後の支援を必要としていることを示しているものとみています。

婚姻率の低下や高齢人口の増加が著しい今の日本社会で、
孤立しないように支えてくれる身近な人の存在が大切だということでしょう!



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Posted by 辛口コメンテーター at 16:46│Comments(0)経済・社会ニュース
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