2007年06月08日

コムスンの不正介護事業指定問題と処分逃れ

コムスンが不正に介護事業の指定を受けていた問題で、
厚生労働省は、事実上、事業の更新などを認めない処分を決めましたが、

コムスンの親会社のグッドウィル・グループは
事業を同じグループの別の企業に譲渡する対抗策を打ち出しています。

このため、厚生労働省は、コムスンに対して、
同じグループ内での事業の譲渡は利用者や国民の納得が得られないとして
見合わせるよう求めました。

これに対して、グッドウィル・グループとコムスンは、
「譲渡はお客様や従業員の不安を解消する最善の策と考えていましたが、
 厚生労働省の指導に従って検討を重ねてまいりたい」
というコメントしたそうです。

しかし、事業譲渡の方針を見直すのかどうかについて具体的なことには
一切触れておらず、営利至上主義のコムスンとグッドウィル・グループに
大きな期待は望めないでしょう。

コムスンは、介護事業指定取り消しの処分結果の通知に対し、
直前に廃止届けを出して、明らかな処分逃れを行っています。

従業員や利用者のことを考えているとは、到底考えられません。



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Posted by 辛口コメンテーター at 09:02│Comments(0)経済・社会ニュース
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