2009年09月04日 11:23
鳩山代表は、今月16日に召集される特別国会でみずからが新しい総理大臣に指名される見通しになったことを受けて、3日夜、党の役員人事に着手しました。そして、小沢代表代行と会談し、党運営の要である幹事長への就任を要請しました。小沢氏もこれを受け入れ、幹事長に就任することが決まりました。会談のあと、鳩山氏は記者団に対し、「今回の衆議院選挙は小沢氏のおかげで300を超える議席が得られた。来年の参議院選挙でも勝利をつかむために幹事長をお願いした」と述べました。また、小沢氏は記者団に対し、「党人として、代表の要請をお受けするという返事をしました」と述べました。これを受けて、鳩山氏は新政権などの人事の本格的な検討に入り、岡田幹事長については主要閣僚として処遇したいとしており、岡田氏にこうした考えを伝えたほか、菅代表代行も主要閣僚などで起用したいとしています。一方、輿石参議院議員会長については、参議院で民主党が単独で過半数を得ていない現状を踏まえ、国会運営を重視する立場から留任を求める考えです。こうしたなか、民主党、社民党、国民新党の3党は、3日夜、連立政権の樹立に向けた協議を再開し、完全失業率が過去最悪になっていることから、新たに緊急の雇用対策の実施を政権合意に盛り込むことで一致しましたが、外交・安全保障政策については調整がつかず、来週、あらためて協議することになりました。鳩山氏としては、政権合意が整えば社民党と国民新党からも入閣を求めたいとしており、今後、幹事長に就任することが決まった小沢氏と協議しながら人事の調整を進めることにしています。
NHKニュース 鳩山代表 人事を本格的に検討