大阪・中央区の衣類販売会社が販売した中国製の乳幼児用のTシャツから有害物質の
ホルムアルデヒドが検出され、大阪市保健所はこのTシャツの販売をやめるよう指導しました。
会社ではこれらのTシャツの自主回収を進めていますが、
乳幼児が着用する衣類だけに心配です。
問題の中国製のTシャツを販売したのは、大阪の衣類販売会社「コージィコーポレーション」です。
大阪市保健所などによりますと、先月、兵庫県尼崎市に住む9か月の女の子が
この会社が販売した「DMロンT」というTシャツを着たところ体に湿しんが出たため、
母親が保健所に届け出ました。
保健所が調べたところ、母親がこの会社の別の店で購入した黄色の「ENJOYTシャツ」
というTシャツから有害物質のホルムアルデヒドが検出されたため、
大阪市保健所は「コージィコーポレーション」に対し、「ENJOYTシャツ」のうち、
同じ色の乳幼児用のサイズのものの販売を止めるよう指導しました。
「コージィコーポレーション」は2種類のTシャツの自主回収を進めています。
会社側の説明によりますと、有害物質が見つかった黄色の「ENJOYTシャツ」は
600枚程度が販売され、色を出すために使用していた特殊な溶剤の中に有害物質が
含まれていた可能性があるということです。
記者会見で「コージィコーポレーション」の積高之専務は
「たいへん申し訳なく責任を感じており、今後、管理体制などの見直しを進めたい」としています。
もう、中国製品はボイコットするしかないかも!