2008年01月15日

義足は道具か? ピストリウス選手の北京五輪出場を認めず

両足に義足を着けながら、陸上の世界大会に挑戦している
南アフリカのオスカー・ピストリウス選手について、国際陸上競技連盟は、
この選手の特殊な義足は使用が禁じられた道具に当たるとして
北京オリンピックへの出場を認めないと発表しました。

南アフリカのピストリウス選手は、先天性の障害のため、
生後11か月で両足のひざから下を切断しましたが、炭素繊維で出来た特殊な義足を着けて
陸上の400メートルで世界大会に出場するなど短距離ランナーとして活躍しています。

ピストリウス選手はことし行われる北京オリンピックへの出場を希望していますが、
特殊な義足は国際陸上競技連盟が使用を禁じている
「ばねや車輪など、競技に有利になる道具」に当たるのではないかという指摘が出されていました。

このため連盟では、専門家による検証を行い、検討を進めてきましたが、
ピストリウス選手の義足を使えば、健常者の4分の3のエネルギーで走れるとして
オリンピックをはじめ、連盟のルールが適用される大会ではこの義足での出場を認めないと発表。

これについて、ピストリウス選手のマネージャーは「検証は不十分だ」として
連盟の決定に抗議する考えを示しました。

難し問題ですね。健常者の大会に出たいというピストリウス選手の気持ちも分かるし
連盟側の判断も、障害者としてのハンデを度外視した健常者と同等に扱った点も評価出来る。

しかし、感情的には出場させて上げたい。そんな気になります。



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Posted by 辛口コメンテーター at 09:47│Comments(0)娯楽・スポーツニュース
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